●Pー21パターンについて(2019.6.22)(2020.1.29)

 

先ずはFAI Sporting Code (2020 Edition Effective 1st January 2020) を参照。

 

 

PRELIMINARY SCHEDULE P-21 (2020-2021)

 

P-21.01 Vertical 8 with 1⁄2 roll, 1⁄2 roll    (K3)

P-21.02 Stall Turn with consecutive two 1⁄4 rolls    (K3)

P-21.03 Square Loop on Corner with 1⁄2 roll, 1⁄2 roll    (K4)

P-21.04 Figure 9 with consecutive two 1⁄2 rolls in opposite directions    (K3)

P-21.05 Knife-Edge flight with consec. 1⁄4 , 1⁄2 roll in opposite directions, consec. 1⁄2 , 1⁄4 roll in opposite directions    (K5)

P-21.06 Inverted Split S with consecutive two 1⁄2 rolls    (K2)

P-21.07 Golf Ball with 1⁄2 roll integrated    (K5)

P-21.08 Shark Fin with consecutive two 1⁄4 rolls    (K3)

P-21.09 Double Immelman with 1⁄2 roll, consecutive four 1/8 rolls, 1⁄2 roll    (K5)

P-21.10 Push-Push-Push Humpty-Bump with 1⁄2 roll (Option: with 3⁄4 roll, 1⁄4 roll)    (K3)

P-21.11 Roll Combination with consecutive 1⁄2 roll, roll, 1⁄2 roll in opposite directions    (K4)

P-21.12 Top Hat with 1⁄2 roll, inverted spin (Option: with 1⁄4 roll, 1⁄4 roll)    (K4)

P-21.13 Figure Z with roll    (K4)

P-21.14 Comet with consecutive two 1⁄4 rolls in opposite directions, 1⁄2 roll    (K3)

P-21.15 Roll Combination with consecutive four 1⁄4 rolls    (K3)

P-21.16 Half Square Loop on Corner with 1⁄4 roll, 1⁄4 roll    (K2)

P-21.17 Avalanche    (K4)

Total K = 60

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2019.8.4の時点では、アメリカNSRCAPowerPoint Presentationsに、P-21とF-21がアップされていた。

これらを元に自分なりに描き方を考えてみると、演技のつながりやバランスなどから大体次の様に。

注意点としては、ルールには各演技の大きさや半径の実寸指定は無いので、これは飛行プランの一例に過ぎません。

また、コメットについては飛行スペースの都合で2本のラインの長さを変えていますが、もし飛行ガイドのどこかにラインの長さについての記載があった場合は、それに従わなければなりません。

これについて似た様な事ですが、ダブル・インメルマンではラインの寸法規定が無いので、現在では横長に描いても問題無い事になっています。

 

競技で行うとなれば、来年度に発表されると思われる統一見解に従う事になります。

 

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(2019.07.05)加筆↓

コメットのラインの長さを同じにするのであれば、下図の様に、演技開始位置を終了位置の真上にしなければなりません。

その開始位置から演技空域内で正確なコメットを描くと、出口の高度は高くなります。

当然、残りの演技は高めとなります。

 また、図ではコメットの前の「Z」を小振りに描いていますが、これが大きければもっと高い高度での演技となってしまいます。

 

この様に、製図上では、コメットの開始位置によってP-21の最終演技の高度が変わってしまうものであり、演技高度は高めにしかなりません。 

 

もし、実際のフライトで最終演技の高度がそれほど高くならないなら、それは、途中の辻褄合わせの不正確な飛行(遠方飛行や45度の違い)が原因していると考えられるのです。

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(2019.9.24)加筆↓

 

PowerPoint Presentations の中の Advanced を見ると、

403-5 Goldfish with 1/2 Roll in second 45 (T)

の左下に

「Equal line length is not required」

とあります。

 

この演技名はゴールドフィッシュであり、F3Aの規定では無いので、F3A P-21のコメットがどうかは分かりませんが、正方形が前提のスクエアー・ループ・オン・コーナーと違って、辺の長さに決まりが無い演技があっても良いかもしれません。

 

また、それが無いと、正確なパターンは描けなくなってしまいます。

 

 

 

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●フライト動画は再生リストのP-21に纏めておきます。

 

動画は、ただ単に標準スピードで再生するだけでなく、スローモーションにして細かな動きを見るのも面白いものです。

ミュゼットとフルサイズを比べる場合、「0.75 : 1」または「1 : 1.25」の再生スピードにすると似た様な動きになります。

また、再生スピードを1.5〜2倍に上げると、ラインの曲りや、Rを描いている時のエレベーターの強弱が強調され、演技の質があらわになる感じもします。